【11月14日 CGTN Japanese】中国国家税関総署が7日に発表したところによりますと、今年1~10月の中国の輸出入総額は前年同期から22.2%増え、安定した成長の勢いを維持しています。1~10月、中国の輸出入総額は31兆6700億元(約561兆円)に達しており、ドル換算すれば、輸出額が前年同期比27.1%増、輸入額が同20.6%増となり、輸出の伸び率が再び予想を上回っています。

 具体的な輸出商品から見ると、自動車やスマートフォンなどの電気・機械製品の輸出が好調で、1~10月の中国の電気・機械製品の輸出額は前年同期比22.4%増の10兆3000億元(約182兆円)に達し、輸出総額の58.9%を占めています。うち、データ処理設備および関連部品は12.1%増の1兆3100億元(約23兆円)、スマートフォンは13.3%増の7165億8000万元(約12兆円)、自動車および関連部品は111.1%増の1798億7000万元(約3兆円)となりました。

 また、データによりますと、1~10月、東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)、米国、日本など主な貿易パートナー向けの輸出入額はいずれも前年同期と比べて増えました。うち、最大貿易パートナーであるASEANとの貿易総額は20.4%増の4兆5500億元(約80兆円)に達し、中国の対外貿易総額に占める割合は14.4%となりました。また、EUとの貿易総額は20.4%増の4兆3400億元(約76兆9000億円)となり、対外貿易総額の13.7%を占めています。3番目に大きい貿易パートナーである米国との貿易総額は前年同期比23.4%増の3兆9500億元(約70兆円)となり、中国の対外貿易に占める割合は12.5%となりました。

 日本は依然、中国の4番目の貿易パートナーです。具体的には、1~10月、日本向けの輸出額は前年同期比9%増の8808億7000万元(約15兆6000億円)になり、日本からの輸入は前年同期比12.3%増の1兆1000億元(約19兆4967億円)に達しました。両国間の貿易総額は1兆9800億元(約35兆円)となり、前年同期比10.8%増えました。対日貿易は2203億7000万元(約3兆9046億円)の赤字で、前年同期から28.2%増えました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News