【11月8日 AFP】ラグビーテストマッチが7日、英エディンバラのマレーフィールド(Murrayfield)で行われ、スコットランドは15-13でオーストラリアに勝利。途中出場で代表デビューを果たしたユアン・アッシュマン(Ewan Ashman)が見事なトライを決め、相手のテストマッチ連勝を5で止めた。

 試合はハミッシュ・ワトソン(Hamish Watson)が前半唯一のトライを決めたスコットランドが7-3とリードして折り返したが、オーストラリアも後半開始すぐの一人少ない時間帯に、ロブ・レオタ(Rob Leota)のトライで逆転に成功した。

 それでも、激しいぶつかり合いが頻発したシーソーゲームは、その後再びスコットランドに流れが行き、サイドで素早い動きを披露した交代出場のアッシュマンがコーナーへのトライを決めた。

 その後はオーストラリアがジェームズ・オコーナー(James O'Connor)のペナルティーゴール(PG)で13-12と再逆転に成功したが、スコットランドも残り11分でフィン・ラッセル(Finn Russell)がPGを決めてまたしても試合をひっくり返し、満員の観客を沸かせた。

 そのまま試合を締め、オーストラリアとの激戦を制したスコットランドは、次週末にW杯(Rugby World Cup 2019)王者の南アフリカとマレーフィールドで対戦する。

 スコットランド主将のスチュアート・ホッグ(Stuart Hogg)は、動画配信サービスのアマゾン・プライム(Amazon Prime)に対して「満員のマレーフィールドは実に素晴らしかった。僕にとって、ここでの勝利ほど気持ちのいいものはない」とコメントした。

 前週のトンガ戦にも60-14で大勝しているスコットランドだが、ホッグはこの後待つ南アフリカ戦と日本戦に向けて「みんなにも、仕事はまだ半分終わっただけだと言ってある」と話し、「2試合で2勝できたから、この勢いを来週につなげていきたい」と意気込んだ。(c)AFP