【11月7日 AFP】新たなおふざけか、それとも真面目な質問か──。米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は6日、自身が保有するテスラ株の10%を売却すべきかどうか、ツイッター(Twitter)のユーザー投票機能を使ってフォロワー6200万人超に問い掛けた。投票結果に従うとしている。

 このツイートに先立ち、米議会民主党が、通常は売却時にのみ課税される株式について、売却しなくても課税対象に含める超富裕層向け増税案を提出している。

 マスク氏は「昨今、含み益が租税回避の手段だと言われていることから、私が保有するテスラ株の10%を売却することを提案する」と投稿。フォロワーに「はい」か「いいえ」で賛否を問い、「どちらの結果になろうとも従う」と強調した。

 また、「私はどこからも現金で給与や賞与を受け取っていない。株しか持っていないので、個人的に税金を払うには株を売るしかない」と説明した。

 午後7時(日本時間7日午前8時)ごろの途中経過では、売却賛成票が約53%を占めている。

 ブルームバーグ(Bloomberg)によると、マスク氏は6月30日時点でテスラの発行済み株式の約17%を保有していた。現在の価値では2083億7000万ドル(約23兆6300億円)相当となる。(c)AFP