【11月7日 AFP】ボクシング世界スーパーミドル級4団体王座統一戦が6日、米ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われ、WBAスーパー、WBC、WBO王者のサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)が11回TKOでIBF王者のカレブ・プラント(Caleb Plant、米国)を下し、同級初となる4団体統一を果たした。

 カネロ(Canelo)こと31歳のアルバレスは、11回に左フックから右アッパーのコンビネーションで1回目のダウンを取ると、立ち上がったもののまだ意識がもうろうとした様子のプラントを追い詰め、最後は左右の連打を浴びせて2回目のダウンを奪い、決着をつけた。

 スーパーミドル級復帰から1年かからずに四つのベルトをすべて手に入れたアルバレスは、WBOが世界戦を行い始めた1988年以降わずか6人目となる4団体統一を達成した。

 他にはオレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ、クルーザー級)、バーナード・ホプキンス(Bernard Hopkins、米国、ミドル級)氏、ジャーメイン・タイラー(Jermain Taylor、米国、ミドル級)氏、テレンス・クロフォード(Terence Crawford、米国、スーパーライト級)、ジョシュ・テイラー(Josh Taylor、英国、スーパーライト級)が四つのベルトを手に入れている。(c)AFP