【11月6日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2021)は5日、シングルス準々決勝が行われ、大会第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)は6-2、6-7(4-7)、7-5でジェームズ・ダックワース(James Duckworth、オーストラリア)を下し、4強入りを果たした。

 この勝利でATPファイナルズ(ATP Finals 2021)出場の最後の切符も手にしたホルカシュだが、決勝進出を懸けた準決勝では世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)という巨大なハードルに直面することになる。

 ジョコビッチは同日の試合でテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を6-4、6-3のわずか1時間13分で一蹴するなど、ここまで脅威の強さを見せている。

 ホルカシュはシーズン最終戦の出場権を獲得したことについて「クレイジーだ」と喜びつつ、「勝たなければならないと分かっていたから、きょうの試合は難しかった」とコメント。「それで間違いなくプレッシャーが増えた」と付け加えた。

 また、「子どものときは夢に見ていたことが、成長するにつれて本当にできるのかとか、ふさわしい選手になれるのかとか分からなくなってくる」と話し、「今こうしてそれをかなえられたのは、とてつもなく大きい」と語った。(c)AFP/Pirate IRWIN