【11月6日 AFP】21-22フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、イタリア杯(Gran Premio d'Italia 2021)は5日、イタリア・トリノ(Turin)で女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、ベルギーのルナ・ヘンドリックス(Loena Hendrickx)が首位発進した。

 ヘンドリックスは自己ベストを更新する73.52点を記録し、22歳の誕生日を飾った。演技後には「いつもより少し重圧があって変な感覚だったけど、とにかくクリーンに滑って楽しみたかった。結果にとても驚いている」と述べ、「ショートプログラムの準備ができているのは分かっていた。自信になったし、これ以上ない誕生日にすることができた」と喜んだ。

 ロシアのマイア・フロミフ(Maiia Khromykh)が72.04点で2位に続き、71.73点で3位につけた世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2021)女王の同胞アンナ・シェルバコワ(Anna Shcherbakova)を上回った。

 日本勢は宮原知子(Satoko Miyahara)が70.85点で4位、三原舞依(Mai Mihara)が70.46点で5位につけている。

 男子SPでは、中国の金博洋(Jin Boyang、ジン・ボーヤン)が4回転ルッツと3回転トーループのコンビネーションジャンプを決めた後、4回転トーループとトリプルアクセルの着氷にも成功し、97.89点で首位に立った。

 イタリアのダニエル・グラスル(Daniel Grassl)が95.67点で2位、韓国の車俊煥(Cha Junhwan、チャ・ジュンファン)が95.56点で3位に続き、日本勢は友野一希(Kazuki Tomono)が83.91点で6位、鍵山優真(Yuma Kagiyama)が80.53点で7位につけている。

 ペアSPでは、世界選手権を2度制している中国の隋文静(Sui Wenjing)/韓聰(Han Cong)組が80.07点で首位発進。

 アイスダンス・リズムダンス(RD)では、通算4度の世界タイトル獲得を誇るフランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が87.45点でトップに立った。(c)AFP