ガス管の敷設工事現場から2000年前の墓地遺跡 ペルー
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【11月5日 AFP】南米ペルーの首都リマで行われていたガス管の敷設工事の現場から古代の墓地遺跡が見つかった。現場からは約2000年前の埋葬用容器も出土した。考古学者が4日、発表した。
考古学者のセシリア・カマルゴ(Cecilia Camargo)氏は、「これまでに大人と子ども合わせて6体の遺骨が見つかった。埋葬のために作られたとみられる焼き物の容器も一緒だった」と語った。
専門家らによると、市内のラビクトリア(La Victoria)地区で見つかった遺跡は、リマを流れるチジョン(Chillon)川、リマック(Rimac)川、ルリン(Lurin)川の3河川の渓谷で栄えたとされる文化「Blanco sobre Rojo」に関連するものとみられるという。
発掘現場からはこれまでに、この文化に関連する遺物が40点ほど見つかっている。
ペルーでは古代遺物がたびたび発見されるため、掘削作業を行う全ての公共事業会社は社内に考古学部門を置いている。(c)AFP