【11月3日 AFP】極右陰謀論「Qアノン(QAnon)」の信奉者数百人が2日、1999年に飛行機事故で亡くなったジョン・F・ケネディ・ジュニア(John F. Kennedy Jr)氏が表舞台に返り咲き、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領を復職させると信じてテキサス州に集結した。

 地元紙ダラス・モーニングニューズ(Dallas Morning News)によると、Qアノンの信奉者が集まったのは、1963年11月22日にJFKジュニア氏の父、ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元米大統領が暗殺されたダラスのディーリー・プラザ(Dealey Plaza)。

 メディアによると、Qアノン信奉者の間では、JFKジュニア氏が実は生きていて、2日午後0時29分に再び表舞台に姿を現し、どういうわけかQアノン信奉者が崇拝するトランプ氏を大統領に復職させることになっていた。しかし、時間になってもJFKジュニア氏が姿を現すことはなかった。

 Qアノン指導者の正体は謎に包まれているが、JFKジュニア氏だと考える信奉者もいる。

 JFKジュニア氏は1999年7月16日、妻と義理の妹と自家用機でマサチューセッツ州マーサズビンヤード(Massachusetts)へ向かう途中、墜落事故で死亡した。38歳だった。(c)AFP