【11月3日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2021)は2日、シングルス2回戦などが行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)に苦戦しながらも6-2、4-6、6-3で退け、厳しい復帰戦を勝利で飾った。

 ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に敗れ、年間グランドスラムを逃した9月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)決勝以来、実戦から遠ざかっていたジョコビッチは、一番の不安は試合勘の欠如だと開幕前に話していた通り、7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)準々決勝で対戦した際には「ビクビクした」プレーしか出せなかったフチョビッチ相手に苦戦した。

 それでもジョコビッチは「自分にとっては久しぶりの大会復帰で、2か月近く公式戦に出場していなかった」と話し、「だから、なかなかリズムをつかめなかったが、きちんと勝利できてよかった」と続けた。

 1回戦に登場した別のシード選手も苦しんだ。

 第9シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)は、予選勝者のジャンルカ・マーゲル(Gianluca Mager、イタリア)に1セットを先行されながらも4-6、6-4、6-1で逆転勝利を収めた。

 全米オープンで4強入りするなど、このところ明らかに上り調子のオジェ・アリアシムは、勝利に5本のマッチポイントを要しながらも、世界ランキング66位とは思えない粘りを見せる相手を振り切った。2回戦ではアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を破ったドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)と対戦する。

 オジェ・アリアシムとの全米準々決勝を太もものけがのため途中棄権しなければならず、4強入りを逃した18歳のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は、その負傷も回復し、ピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)戦で本物のタフさを見せて6-7(4-7)、7-6(7-2)、7-5で3時間近いシーソーゲームを制した。

 勝利したアルカラスは、好調ヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)との期待の若手同士の楽しみな2回戦に臨む。(c)AFP/Pirate IRWIN