【11月3日 AFP】(更新)米疾病対策センター(CDC)は2日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独ビオンテック(Biontech)が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの5~11歳に対する使用を最終承認した。近く接種が始まる。

 数日前に米食品医薬品局(FDA)の承認も得ており、5~11歳の最大2800万人がワクチン接種対象に加わった。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領はホワイトハウス(White House)を通じて声明を出し、今回の承認で「新型コロナウイルスとの闘いが転機に差し掛かった」と述べた。

「(5~11歳への接種で)親は何か月にもわたる不安から解放され、子どもを介しての感染拡大も抑えられる。わが国の新型ウイルスとの闘いにおける大きな前進だ」

 バイデン氏によると、政府はすでに対象となる子ども全員分のワクチンを確保しており、今週末に数百万回分の発送作業が始まる。来週には接種を開始する計画だという。

 5~11歳も3週間の間隔で2回接種を受けるが、1回の投与量は10マイクログラムで、12歳以上の3分の1となる。ワクチンの小瓶のキャップは、容易に見分けられるように5~11歳用がオレンジ、12歳以上向けが紫となる。(c)AFP