ロナウドが三度劇的ゴール、マンUがアタランタとドロー
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【11月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は2日、グループF第4節が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が三度チームを救う同点ゴールを土壇場で決め、アタランタ(Atalanta)と2-2で引き分けた。
大会の歴代最多得点者であるロナウドは、1-2のビハインドで迎えた後半アディショナルタイム1分、ペナルティーエリア外からのボレーシュートをきれいに決め、チームもグループ首位を維持した。
それでもユナイテッドは、ロナウドの驚異的な決定力に救われただけでチームとしてはバラバラで、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は依然として厳しい立場に置かれている。
チャンスを多く手にしていたのはアタランタの方で、前半12分の失点はダビド・デ・ヘア(David de Gea)のミスから生まれた。チームがここまで極めてふがいないシーズンを送る中、最も奮闘している選手の一人だったデ・ヘアだが、この場面ではヨシプ・イリチッチ(Josip Ilicic)のシュートが体の下をすり抜け、ゴールを許した。
さらに前半途中には、鼠径部(そけいぶ)の痛みが再発したとみられるラファエル・バラン(Raphael Varane)が交代を強いられ、チームはさらなる痛手を負った。
それでも前半アディショナルタイム、ユナイテッドはブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)のヒールパスを受けたロナウドが、ユナイテッド復帰後8点目となる同点ゴールを見事に決め、個の質の高さを見せつけて追いついた。
56分には、ドゥバン・サパタ(Duvan Zapata)がようやくネットを揺らしてアタランタが勝ち越し。最初はオフサイドの旗が上がったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による2分間の確認を経てゴールが認められると、ゲヴィス・スタジアム(Gewiss Stadium)は歓喜に沸いた。
しかし試合終了間際、ユナイテッドはロナウドがメイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)の浮き球のパスをボレーでたたき、ゴール左下の隅に飛び込む鋭いシュートを決めた。後半はほとんど仕事をしていなかったロナウドだが、ホームのビジャレアル(Villarreal CF)戦とアタランタ戦に続いてグループリーグ4試合で3回目の劇的ゴールとなった。
これで勝ち点1を何とか拾ったユナイテッドは、ビジャレアルと勝ち点7で並び、直接対決の戦績で首位に立っている。グループ2試合を残し、アタランタが勝ち点2差の3位につけている。(c)AFP