【11月3日 CGTN Japanese】中国水利部によりますと、南水北調(南部の水を北部に送り、慢性的な水不足を解消するプロジェクト)中央ルートの第一期プロジェクトは、1日までに2020〜2021年度の水輸送任務が完了し、河南省(Henan)、河北省(Hebei)、北京市、天津市(Tianjin)へ90億立方メートル超(日本の琵琶湖の貯水量の約3分の1に相当)の水を輸送しました。水利部の年間水輸送計画74億2300万立方メートルの121パーセントに相当する量で、過去最高を記録しました。

 中央ルート第一期プロジェクトは、水輸送を開始してからの約7年間、京津冀(北京市、天津市、河北省)協同発展や雄安新区建設などの国家戦略の実施を水供給の面から力強く支えてきました。

 南水北調プロジェクトの責任者によりますと、南水北調中央ルート第一期プロジェクトはこれまでに、北京市、天津市、河北省石家荘市(Shijiazhuang)、河南省鄭州市(Zhengzhou)など20あまりの中・大規模都市と130県に水を供給し、京津冀豫(北京市、天津市、河北省、河南省)の中・大規模都市の主要な水源となり、計7900万人がその恩恵を受けています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News