スパーズがヌーノ監督を解任、コンテ氏招へいに向け交渉か
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【11月2日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は1日、開幕からのリーグ戦10試合で5敗を喫したことを受け、就任わずか4か月のヌーノ・エスピリト・サント(Nuno Espirito Santo)監督を解任したと発表した。
10月30日のリーグ戦で覇気のないパフォーマンスを見せたトッテナムは、ホームでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に0-3と完敗。ファンからブーイングを浴びせられたヌーノ監督には、「おまえは自分が何をしているか分かっていない」というチャントが飛んでいた。
トッテナムのダニエル・レビー(Daniel Levy)会長とファビオ・パラティチ(Fabio Paratici)スポーティング・ディレクター(SD)はその翌日、ヌーノ監督の去就について話し合ったと考えられている。
トッテナムは発表文の中で、ヌーノ監督とコーチ陣は「任を解かれた」と記した。
チームを率いていたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏を4月に解任したトッテナムは、かつての指揮官であるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)氏やアントニオ・コンテ(Antonio Conte)氏、パウロ・フォンセカ(Paulo Fonseca)氏、ジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)氏の招へいもうわさされていたが、6月30日に第一希望ではなかったヌーノ監督を正指揮官に迎えた。
前年王者マンチェスター・シティ(Manchester City)を下すなど、開幕からの3試合を全て1-0で勝利し首位に立っていたトッテナムだが、その後は急速に失速。リーグ戦ではその後の7試合で5敗を喫し、現在は首位チェルシー(Chelsea)と10ポイント差の9位に沈んでいる。
そうした中でトッテナムは、コンテ氏の招へいに向けて交渉を進めていると報じられている。
イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)やチェルシーといったクラブを率いたコンテ氏は、トッテナムにとって最優先のターゲットと考えられている。
52歳のコンテ氏が仮にトッテナムのオファーを受け入れれば、監督としてリーグ戦とFAカップ(FA Cup)を制したチェルシーを退団して以来3年ぶりのプレミア復帰となる。
報道によればトッテナムは1日午後、英ロンドンでコンテ氏や代理人と会い、2023年までの18か月間の契約をまとめたという。(c)AFP/John WEAVER