【11月2日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づきまとめた統計によると、新型コロナウイルスによる死者が1日、世界全体で500万人を超えた。

 世界でワクチン接種が進んで死亡率が低下しているにもかかわらず、400万人を超えてから4か月で100万人増加した。

 10月初めには世界の1日当たりの死者数が約1年ぶりに8000人を下回ったが、今なお死者が多く出ている地域がある。

 世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により直接または間接的に生じた超過死亡という手法で分析すると、実際の死者数は公式統計の2~3倍に上る。

 英経済誌エコノミスト(Economist)が超過死亡で分析したところによると、世界で約1700万人が新型コロナで亡くなった。

 仏パスツール研究所(Pasteur Institute)の疫学者アルノー・フォンタネ(Arnaud Fontanet)氏は「私にはこの数字の方が信ぴょう性があるように思える」とAFPに語った。(c)AFP