【10月31日 AFP】21-22フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケート・カナダ(Skate Canada International 2021)は30日、カナダ・バンクーバー(Vancouver)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアのカミラ・ワリエワ(Kamila Valieva)が180.89点、合計265.08点で優勝した。

 エリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)がFS151.64点、合計232.88点で2位、アリョーナ・コストルナヤ(Alena Kostornaia)がFS138.96点、合計214.54点で3位に入り、ロシア勢が表彰台を独占。3人は今月初めのフィンランディア杯(Finlandia Trophy 2021)でもワンツースリーを決めていた。

 15歳のワリエワは、3回転ジャンプとのコンビネーション2本を含む4回転ジャンプ計3本に成功。3回転半の着地ではステップアウトがありながらも、フィンランディア杯でマークした自身の世界最高得点を更新した。

 2022年北京冬季五輪の金メダル本命となったワリエワは、「きょうはすべて予定通りプログラムをこなせたが、得点には興奮している。もっと良い得点を出せるように頑張りたい」と述べ、「トリプルアクセルはもう少しうまくやれたが、これ以上(技の)難易度を上げるつもりはない」と付け加えた。

 日本勢は三原舞依(Mai Mihara)が合計210.01点で4位、樋口新葉(Wakaba Higuchi)が合計205.27点で6位、河辺愛菜(Mana Kawabe)が合計186.52点で9位だった。

 ペアは2度の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)制覇を誇る中国の隋文静(Sui Wenjing)/韓聰(Han Cong)組が合計224.05点で優勝。

 アイスダンスはカナダのパイパー・ギレス(Piper Gilles)/ポール・ポワリエ(Paul Poirier)組が合計210.97点で2度目の大会制覇を果たした。(c)AFP/Laurie Nealin