【10月28日 AFP】イランは27日、核合意再建に向けた関係国との交渉を11月末までに再開する方針を発表した。交渉は5か月間中断しており、国際社会ではこれ以上先延ばしできないとの危機感が高まっている。

 交渉はオーストリアの首都ウィーンで行われていたが、イランで6月に保守強硬派のエブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)政権が誕生したことで中断していた。

 交渉でイラン側の責任者を務めるアリ・バゲリ(Ali Bagheri)外務次官は、欧州連合(EU)のエンリケ・モラ(Enrique Mora)欧州対外活動庁事務次長との交渉再開の協議で進展があったと明らかにした。

 バゲリ氏はツイッター(Twitter)に「11月末までに交渉を再開することで合意した。詳しい日程は来週発表する」と投稿した。(c)AFP