【10月28日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2021-22)は27日、4回戦が各地で行われ、王者マンチェスター・シティ(Manchester City)はウェストハム(West Ham)と0-0で90分を終え迎えたPK戦に3-5で敗れ、5連覇の夢がついえた。

 ロンドン・スタジアム(London Stadium)での一戦は、両チームともチャンスを決めきれずPK戦に突入すると、ウェストハムはマーク・ノーブル(Mark Noble)、ジャロッド・ボーウェン(Jarrod Bowen)、クレイグ・ドーソン(Craig Dawson)、アーロン・クレスウェル(Aaron Cresswell)、サイード・ベンラーマ(Mohamed Said Benrahma)の5人が全員成功。対するシティはフィル・フォーデン(Phil Foden)が失敗し、8強入りを逃した。

「永遠に続くものはない」と語ったシティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「われわれはこの大会で勝ち続けるために何試合もこなした」と続けた。

「4連覇は素晴らしい偉業。タイトル奪還に挑戦するため来シーズン戻ってくる」

 一方、リバプール(Liverpool FC)は2部プレストン・ノースエンドFC(Preston North End FC)に2-0で勝利。立ち上がりこそ低調なパフォーマンスだったが準々決勝に駒を進め、10シーズンぶりの優勝を思い描いている。

 今季のアウェーゲーム8試合で計30得点をたたき出していたリバプールだが、メンバーを大幅に入れ替えたことで、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に5-0で大勝した24日のリーグ戦のときのような高みには達することができなかった。

 前半劣勢を強いられたリバプールは60分過ぎ、ネコ・ウィリアムス(Neco Williams)のクロスに南野拓実(Takumi Minamino)がアクロバチックな体勢で合わせ、この日最初の枠内シュートで先制した。

 その後はリバプールが試合の主導権を握り、ディボック・オリジ(Divock Origi)が味方からのパスをかかとで合わせると、これが相手GKの頭上を越えてネットに吸い込まれた。

 また、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はアウェーでバーンリーFC(Burnley FC)を1-0で下し、同大会を制した2007-08シーズン以来となるタイトル獲得の望みをつないだ。

 多くの主力を起用したトッテナムは68分、エメルソン・ロイヤル(Emerson Royal)のクロスにルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)が頭で合わせ、これが決勝点となった。

 レスター・シティ(Leicester City)はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)と2-2で90分を終えると、PK戦を制して8強入りを決めた。(c)AFP