【10月28日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2021-22)は27日、2回戦が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)がボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に0-5で敗れ、2シーズン連続で同ラウンドで姿を消すという波乱があった。

 主力をフルで起用したバイエルンはコーアディオ・コネ(Kouadio Kone)にチーム加入後初ゴールを許してわずか71秒で先制されると、21分までに0-3とリードされた。バイエルンが公式戦でこれほど早い時間帯にこれだけの失点を喫するのは、この27年間で初めて。

 また同大会での0-5という結果は、1971-72シーズンの準々決勝でケルン(1. FC Cologne)に喫した1-5を上回り、クラブ歴代最大得点差での黒星となった。

 ラミー・バンセバイニ(Ramy Bensebaini)とブリール・エンボロ(Breel Embolo)にそれぞれ2ゴールを決められたバイエルンは、昨シーズンもPK戦の末に2部ホルシュタイン・キール(Holstein Kiel)に敗れ、2回戦敗退となっていた。

 バイエルンのハサン・サリハミジッチ(Hasan Salihamidzic)スポーティング・ディレクター(SD)は、同国公共放送ARDに「完全にショックを受けている。単純にギアを上げられなかった」とコメントした。

「全ての局面で相手に上回られた。完全なブラックアウト」

 この試合の前には、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)がホームで2部カールスルーエ(Karlsruhe SC)に敗れるという番狂わせも起きていた。(c)AFP/Ryland JAMES