■「マイペンライ」な生活が戻るのはずっと先

 しかし、外国人駐在員に人気のスポット、トンロー(Thonglor)の「WTFギャラリーカフェ(WTF Gallery Café)」の共同経営者クリス・ワイズ(Chris Wise)さんは、顧客の数自体が減った上、可処分所得も少なくなっており、回復への道のりは長いとみている。

 ワイズさんはAFPに「かつての『サヌック(楽しい)、マイペンライ(大丈夫)、サバイディー(心地いい)』な生活がこの国に戻ってくるのはずっと先になるだろう」と語った。

 酒類提供解禁が近づく中、ティーンズ・オブ・タイランドはクラトム入りモクテルを試験的にメニューに載せてみた。

「タイガー・イヤー(Tiger Ear)」と命名。マンゴーとライム入りで、蜜ろう製のカップに注がれ、泡状の蜂蜜を乗せて提供される。クラトムのほのかな苦みと、フルーツの甘みのバランスが絶妙だ。

 初めてタイガー・イヤーを試してみたというポットさん(40)は、「すっきりとした飲み心地だ」と感想を述べた。(c)AFP