【10月25日 AFP】21-22フランス・リーグ1は24日、第11節の試合が行われ、退場者を出して10人となったパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)が沈黙し、物々しい雰囲気の中で宿敵オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)と0-0で引き分けた。

 同国で最も激しいライバル関係にある両チームの一戦は、PSGの選手がCKに向かう際にスタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)の観客席から物が投げ入れられたため、一時中断となる場面が何度かあった。

 また後半には、1人の若い男性ファンがピッチに乱入してメッシに近づいたため試合がストップした。このファンは大勢の警察官によって連れ出された。

 この日のPSGは本来の力を発揮することができず、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の結果、ペナルティーエリアのすぐ外でジェンギズ・ウンデル(Cengiz Under)に対して決定的な得点の機会を阻止したとしてアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)にレッドカードが提示されたため、1人少ない状況となった。

 前半にはネットが揺れる場面が2度あったものの、マルセイユのルアン・ペレス(Luan Peres)のオウンゴールとアルカディウシュ・ミリク(Arkadiusz Milik)のゴールは、VAR判定によってわずかにオフサイドだったというジャッジが下されたため、どちらも認められることはなかった。

 メッシに得点が生まれなかったPSGだが、開幕11試合で1敗しか喫しておらず、2位ランス(RC Lens)に7ポイント差をつけているため一切問題のない結果となった。(c)AFP/Andy SCOTT