【1月7日 AFP】ハッカーはあらゆる手段でコンピューターに障害を引き起こす。

 コンピューターウイルスはプログラムファイルに仕掛けられ、増殖して拡散する。電子メールを介して広がることが多い。

 ワームも同様に悪質だが、単独で行動する。ファイルに便乗することなく、自らセキュリティーの穴を見つけてネットワークに侵入する。

 ハッカーはウイルスやワームを使ってファイルを破壊したり改変したりして、深刻な被害を与える。

「トロイの木馬」は、一見正当なプログラムのようだが、いったん実行されるとハッカーがコンピューターシステムにアクセスできるようになる。

 これを利用してハッカーはサーバーを停止させる。標的のシステムにアクセスするよう一斉に遠隔のコンピューターに命令を送り、過負荷によってシステムをクラッシュさせる。

 スパイウエアは、コンピューターに保存されているデータをひそかに、可能な限り大量に盗み取る。

 情報を盗み取る手口には、成り済ましメールやインターネットサイトの乗っ取りなどがある。ただ、大半の目的は詐欺だ。ハッカーは個人情報やパスワード、クレジットカードの情報を手に入れ、自らの利益のために悪用する。(c)AFP