【10月24日 AFP】中国・武漢(Wuhan)で24日に開催予定だった武漢マラソン(Wuhan Marathon)が、新型コロナウイルスを理由に急きょ延期された。北京冬季五輪の開幕まで100日余りとなる中、国内では感染再拡大への懸念が高まっている。

 中国ではこのところ新規感染者の確認が相次ぎ、感染者ゼロを目指す当局の厳格な方針が正念場を迎えている。24日も、26人の国内新規感染者が確認された。

 当局は、住民への大規模検査と局地的なロックダウン(都市封鎖)で感染封じ込めを急いでいる。

 こうした中、武漢マラソンの主催者は、「感染拡大のリスクを回避するため」開催を延期すると直前になって発表した。

 新型コロナウイルスが2019年末に世界で初めて確認された武漢でのマラソン大会には、2万6000人が参加を予定していた。(c)AFP