オールブラックス、米に104-14大勝 北半球遠征を好発進
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【10月24日 AFP】ラグビーテストマッチが23日に行われ、ニュージーランドはウィル・ジョーダン(Will Jordan)の3トライなどで米国に104-14で圧勝し、5試合を戦う北半球遠征の初戦を飾った。
オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は巧みなパスまわしとセンスを披露し、米国に力の差を見せつけた。一方の米国は過去3回の大敗を上回る得点差をつけられたが、ニュージーランド相手に初トライをもぎ取って一矢を報いた。
両チームは、ニュージーランドが3週間前のザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2021)最終節で南アフリカに敗れて全勝優勝を逃し、対する米国も、2週間前のウルグアイ戦敗戦で大陸第1代表でのW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)出場を逃し、この試合を迎えた。
その中で、ニュージーランドのイアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)はザ・ラグビーチャンピオンシップで出番の少なかった選手を起用し、欧州勢との対戦前に力をアピールする機会を与えた。ザ・ラグビーチャンピオンシップで開幕節以外を欠場したサム・ホワイトロック(Sam Whitelock)は主将を任され、負傷前まで主将を務めていたサム・ケイン(Sam Cane)も胸筋の肉離れから復帰し、後半に出場した。
試合は米ナショナルフットボール(NFL)のワシントン・フットボールチーム(Washington Football Team)の本拠地フェデックスフィールド(FedEx Field)で行われた。オールブラックスはこの後ウェールズへ飛んで30日に試合を行い、11月にはイタリア、アイルランド、フランスとも敵地で対戦する。(c)AFP/Jim SLATER