【10月24日 AFP】2019年に開催された第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)で男子200メートルの銅メダルに輝き、母国エクアドルの希望となったアレックス・キニョネス(Alex Quinonez)が、同国最大の都市グアヤキル(Guayaquil)で射殺体で発見された。23日、同国教育・スポーツ省が発表した。

 地元警察によると、22日深夜に32歳のキニョネスともう一人の遺体が見つかったという。

 同国教育・スポーツ省はツイッター(Twitter)で、「スポーツ選手のアレックス・キニョネスが殺害されたことを発表する。大きな悲しみに暮れている」と発表した。

「われわれに夢を与え、感動させてくれた偉大なスポーツマンを失った。この国から生まれた最も偉大なスプリンターであった」

 また、同国のギジェルモ・ラソ(Guillermo Lasso)大統領も、東京五輪の前に「居場所情報の申告義務違反」で資格停止処分を科されたキニョネスをたたえている。

「彼の家族に心からお悔やみを申し上げる」とツイッターにつづった大統領は、「ご冥福をお祈りする。エクアドル人の命を奪った者は罰を免れない」と続けた。(c)AFP