【10月24日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(Zozo Championship 2021)は23日、千葉県印西市のアコーディア・ゴルフ習志野CC(Accordia Golf Narashino Country Club、パー70)で3日目が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)が通算10アンダーで首位を守ったものの、最終ホールのボギーで2位とは1打差となった。

 第85回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)覇者の松山は、この日の最終ホールまで通算11アンダー、2位のキャメロン・トリンゲール(Cameron Tringale、米国)とは3打差と大会の主導権を握っていた。

 ところがこのコースで最も簡単と評価されているパー5の18番で、3番ウッドで打ったティーショットが曲がって左の林に入ると、第2打は隣の9番ホールのフェアウエーへ出すことを強いられた。さらに140ヤードの距離から打った林越えのアプローチはショートし、グリーンに乗せた後も2打を要してボギー。最終的には前日と同じスコア「68」でホールアウトした。

 そこまでは順調だった。マスターズを制して日本人初のメジャー勝者となり、この大会で米ツアー通算7勝目、日本のファンの前では初となる同ツアー勝利を狙う松山は、通算8アンダーから出ると、2番でこの日初バーディーを奪うなどして通算10アンダーで折り返し、同組のトリンゲールとの差を3打に広げた。後半はトリンゲールが11番でバーディーをマークする中で、松山も16番でバーディーを記録して3打差に戻したが、最後に乱れた。

 トリンゲールは最終ホールでバーディーを奪って同じく「68」の通算9アンダーとし、松山と1打差の単独2位につけている。

 同じく最終組のマット・ウォレス(Matt Wallace、イングランド)は、強風の吹くコンディションでプレーが安定しなかった。14番では下りのパットがオーバーし、そのままグリーンを外れてボギー。この日イーブンパーの通算6アンダーと伸ばせず、セバスチャン・ムニョス(Sebastian Munoz、コロンビア)、ブレンダン・スティール(Brendan Steele、米国)と3位タイで並んでいる。(c)AFP