【10月23日 AFP】米連邦最高裁判所は22日、人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止したテキサス州の新法に対する異議申し立てについて、11月1日に審理を行うことを決めた。一方で、同法の施行差し止め請求については退けた。

 同法は、大半の女性が妊娠に気づいていない時期である妊娠6週目以降の中絶を禁じる内容。ジョー・バイデン(Joe Biden)政権と中絶提供機関は、同法の撤廃を最高裁に求めている。米司法省などは、11月1日の口頭弁論に先立ち、準備書面を10月27日までに提出するよう求められた。

 司法省と中絶提供機関は、1973年に最高裁が女性の中絶の権利を認めた「ロー対ウェイド(Roe v. Wade)判決」にテキサス州の新法が違反すると主張している。(c)AFP