ミャンマー国軍、解放の市民100人超を再拘束 監視団体
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【10月22日 AFP】クーデターで権力を握ったミャンマー国軍が、拘束した反クーデターデモの参加者を解放した直後に100人以上を再拘束していたことが分かった。人権監視団体「政治囚支援協会(AAPP)」が21日、明らかにした。
AAPPによると、国軍による抗議デモ弾圧でこれまでに市民1000人以上が死亡、8000人以上が拘束された。
国際社会からの圧力が高まる中、軍は18日、仏教の祭りタディンジュ(Thadingyut)に合わせ5000人以上を解放すると発表。ヤンゴンのインセイン(Insein)刑務所の外には19日朝、数か月ぶりの再会を期待し家族が押し寄せた。
全国で実際に何人解放されたのかを確認することは難しく、「二度と罪を犯さない」とする誓約書に署名しなければ解放してもらえなかった人も多い。
AAPPによると、今週解放された人のうち少なくとも110人が再拘束された。自宅に着くなり再拘束された人もいる。この他、解放リストに名前があると言われて刑務所の入り口まで連れて行かれたものの、直ちに別の容疑で再び刑務所内に戻された者もいるという。(c)AFP