ビンダー弟、来季MotoGPクラス昇格 ヤマハのサテライトで
発信地:ミサノアドリアティコ/イタリア
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【10月22日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP)に参戦するヤマハ(Yamaha)は21日、来季のMotoGPクラスのサテライトチーム、RNF MotoGPチーム(RNF MotoGP Team)にダリン・ビンダー(Darryn Binder、南アフリカ)が加わると発表した。
レッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)に所属する兄ブラッド(Brad Binder、南アフリカ)もMotoGPに参戦しているビンダーは、新天地でアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)とタッグを組む。
2015年からMoto3クラスに参戦中のビンダーは、同クラスでこれまで6度表彰台を獲得しており、昨年はカタルーニャGPで優勝。残り3戦となった今季は総合6位につけている。
1年間の延長オプション付きの1年契約を結んだビンダーは、ヤマハの発表文の中で、「MotoGPクラスに出場するのは生涯の夢だった」と述べた。
「Moto3から一気に最高峰クラスに昇格するなんてまったく思っていなかったが、挑戦の準備はできていると確信しているし、2022年に向けて全力を尽くす覚悟はできている」
「最初の目標は、この難しいクラスでとにかく自信をつけてできるだけ多くを学び、ルーキーシーズンを通して徐々に強くなること」
ヤマハのマネジングディレクターを務めるリン・ジャービス(Lin Jarvis)氏は、RNF MotoGPチームには、ファクトリーチームに昇格し得る未来のタレントを育成してほしいと語った。(c)AFP