【10月22日 AFP】男子テニス、ヨーロピアン・オープン(European Open 2021)は21日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は4-6、6-7(6-8)で大会第2シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)に敗れ、2度目の優勝の望みを絶たれた。

 2016年大会と2017年大会のファイナリストである29歳のシュワルツマンは、ともに10年以上のツアー経験がある中で、ようやくマレーと初対戦を果たしたことを喜び、試合後のオンコートインタビューで、「アンディとプレーできてうれしかった」と話した。

「僕らは過去に対戦したことがなかった。彼は復帰して週ごとにプレーが向上しているし、動きも良くなっている」

 シュワルツマンはまた、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、マレー、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を見て育ってきたことから、「彼をとてもリスペクトしている。こうして対戦できるのは、自分にとって喜びだ」と語った。

 一方、通算3度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るマレーは、2019年の同大会でキャリア46回目のタイトル獲得を果たして以来、優勝から遠ざかっている。

 今大会は1回戦でフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)との死闘を7-6(7-2)、6-7(7-9)、7-6(10-8)で制し、初戦を突破していた。試合時間は3セットマッチとしては今季ツアー最長の3時間45分に及び、2本のマッチポイントをしのいで勝利したマレーも「今までに経験のない試合」だったと話していた。(c)AFP