【10月23日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。

シリア難民少女の操り人形、英国に到着 ジュード・ロウさんが出迎え

 シリア難民の少女を模した大きな操り人形「Little Amal(小さなアマル)」が19日、仏カレー(Calais)から英イングランド・フォークストン(Folkestone)に到着し、英俳優のジュード・ロウ(Jude Law)さんや市民が出迎えた。

 若い難民を取り巻く実情の周知を目的とした取り組み「The Walk」の一環。高さ3.5メートルの人形は、トルコを出発した後、ギリシャ、イタリア、スイス、ドイツ、ベルギーなど、欧州を8000キロ横断した。

シリア難民の少女を模した大きな操り人形「Little Amal(小さなアマル)」の手を取る俳優のジュード・ロウさん。英フォークストンの港で(2021年10月19日撮影)。(c)Glyn KIRK / AFP

米ゲイツ財団、コロナ経口薬に最大137億円 低所得国での普及支援

 ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill and Melinda Gates Foundation)は20日、新型コロナウイルス経口薬「モルヌピラビル(Molnupiravir)」の低所得国での普及促進に、最大1億2000万ドル(約137億円)を投じると発表した。

 同財団は、米マイクロソフト(Microsoft)共同創業者のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏と元妻のメリンダ(Melinda Gates)氏が創設した。

 同財団は投資について、新型コロナに関する研究開発や規制当局への働きかけ、危機的状況にある製造・配送を支援することで、ワクチンや治療、検査を普及させてきたこれまでの取り組みをさらに発展させるものだとしている。

米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏(右)と元妻のメリンダ氏(2017年4月21日撮影)。(c)Kamil Zihnioglu / POOL / AFP

ウィリアム英王子創設の環境賞、コスタリカやインド企業が受賞

 英国のウィリアム王子(Prince William)が創設した環境賞「アースショット賞(Earthshot Prize)」の第1回授賞式が17日、ロンドンで行われ、コスタリカ、イタリア・ミラノ(Milan)市、バハマの団体、インドの企業、タイとドイツとイタリアの合同チームが受賞した。

 同賞は気候変動と地球温暖化の問題に関する取り組みを表彰するもので、5分野の受賞者には賞金各100万ポンド(約1億6000万円)が授与された。

 授賞式に先立ち、ケンジントン宮殿(Kensington Palace)はショートフィルムを公開。撮影場所に選ばれた大型観覧車「ロンドンアイ(London Eye)」の中で、ウィリアム王子は「私たちが今後10年間に行動を起こすか起こさないかで、次の1000年の地球の運命が決まる」と警鐘を鳴らした。

 英王室は世界の指導者に対し、気候変動への取り組みが不十分だと批判している。

英ロンドンで、第1回「アースショット賞」授賞式会場に到着した英国のウィリアム王子とキャサリン妃(2021年10月17日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP

スリランカ、100%有機農業計画を中断 紅茶生産への打撃受け

 スリランカは19日、世界で初めて国内の農業をすべて有機生産にするという野心的な計画を一時中断し、化学肥料の輸入禁止を解除した。

 ゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)大統領は今年5月、自国で100%有機農業を目指すとの方針を示し、化学肥料の輸入を全面的に禁止していた。

 ラメシュ・パティラナ(Ramesh Pathirana)プランテーション相は19日、最大都市コロンボ(Colombo)で記者会見し、今回の方針転換について、年間輸出額が13億ドル(約1480億円)に上るセイロン紅茶の生産者を救うためだと説明した。

スリランカ・ラトゥナプラの茶園(2021年7月31日撮影、資料写真)。(c)Ishara S. KODIKARA / AFP

仏フェミニスト団体、「ミス・フランス」提訴 選考基準が差別的

 フランスのフェミニスト団体は18日、「ミス・フランス(Miss France)」コンテストの出場者の選考をめぐり差別的な基準を設けているとして、運営会社とテレビ番組制作会社を提訴したと発表した。

 訴えたのは「オゼ・ル・フェミニズム(Dare to be a Feminist)」。今回コンテストに出場できなかった3人と共に、運営会社と番組制作会社エンデモル・プロダクション(Endemol Production)を、首都パリ近郊ボビニー(Bobigny)の労働裁判所に提訴した。エンデモルは民放TF1で毎年放映されるコンテストの番組制作を担当している。

 同団体は、2社が出場者に対し身長170センチ以上、独身、「美を代表する」などの条件を設けていることが、従業員の選考において差別的な基準を禁止する労働関連法に違反していると主張している。

フランス西部レゼペスで行われた「ミス・フランス2021」コンテスト(2020年12月19日撮影)。(c)LOIC VENANCE / AFP

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