【10月21日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は20日、グループF第3節が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は2点のリードを許しながらも最後はまたもクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が逆転ゴールを挙げ、アタランタ(Atalanta)を3-2で下した。

 本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)にアタランタを迎えたユナイテッドは、マリオ・パシャリッチ(Mario Pasalic)とメリヒ・デミラル(Merih Demiral)にゴールを許し、直近8試合で5敗目を喫するかに思われた。

 しかし、後半に入るとユナイテッドの攻撃陣が牙をむき、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)とハリー・マグワイア(Harry Maguire)の得点でスコアを2-2にすると、81分にはロナウドが強烈なヘディングを突き刺した。

 現役時代、1998-99シーズンの決勝で試合終了間際に逆転ゴールを挙げ、ユナイテッドを欧州制覇に導いたことで知られるオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、「このクラブではこういうことが起きるのが当たり前になっている」とコメントした。

「前半についてはいくつか良いプレーがありチャンスもつくったが、とにかくそれを決められなかったと思った。後半はフィニッシュの質がずっと良くなったのが違い」

 ロナウドは前節のビジャレアル(Villarreal CF)戦でも96分に逆転弾をマークし、本来であれば納得のいかないチームのパフォーマンスを覆い隠していた。

 これほどまでに戦力が充実したチームからスールシャール監督が最大限のものを引き出せるのかという疑問は、今後も問われ続けるだろう。

 それでも、待望の勝利を得たユナイテッドは首位に浮上し、高まりつつあった指揮官への重圧を和らげた。(c)AFP/Kieran CANNING