【10月20日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)は19日、グループGの1試合が行われ、セルティック(Celtic)が古橋亨梧(Kyogo Furuhashi)のゴールなどでフィレンツバロシュTC(Ferencvaros TC)から2-0の勝利を収め、グループ突破に望みをつなぐ白星を挙げた。

 古橋は57分、ジョタ(Joao Pedro Neves Filipe 'Jota')の長いスルーパスを受けると、冷静にシュートを決めて先制ゴールを奪取。チームはその後、PKを止められるなどしてチャンスを逃していたが、81分にデビッド・ターンブル(David Turnbull)がシュートを狙ったところから、ボールが相手とクロスバーに当たって入るオウンゴールが決まった。

 アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督率いるセルティックは、ここまでのグループ2試合でレアル・ベティス(Real Betis)とバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)にそれぞれ4点を奪われて敗れていたが、この日は実力の一段劣る相手からグループ初勝利を挙げ、また昨季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)予選で敗れたフィレンツバロシュに対する雪辱も果たしている。

 この試合はもともと2週間後の開催予定だったが、月末にグラスゴーで開幕する国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の警備との兼ね合いで、日程が変更になった。

 さらに、同じくヨーロッパリーグのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)対ブロンビーIF(Brondby IF)の試合が21日に予定されており、欧州サッカー連盟(UEFA)がチャンピオンズリーグと開始時間がかぶらないことを重視したため、キックオフは平日の午後3時半(日本時間同日午後11時半)という異例の時間に設定された。

 そのためセルティックのファンは、放映権よりも会場を訪れる観客を大事にするよう訴える横断幕を掲示して抗議したが、実際の試合内容は、このキックオフ時間にもかかわらず本拠地セルティック・パーク(Celtic Park)に集まった5万人以上の観客を沸かせるものとなった。(c)AFP