【8月21日 AFP】スコティッシュ・プレミアシップ、セルティック(Celtic)のアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は20日、古橋亨梧(Kyogo Furuhashi)が同クラブで順調に滑り出したことを受け、再びJリーグに目を向けている。

 横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)で指揮官を務め、Jリーグ1部(J1)を熟知しているポステコグルー監督は就任後、真っ先に古橋の獲得に動いた。同選手は移籍後に先発で公式戦5試合に出場し、6ゴールを決めている。

 ポステコグルー監督は「注視している。日本の市場をよく分かっているからね」と語った。

「(Jリーグは)従来的にはまだシーズン中で、微妙な時期だ」としたオーストラリア人指揮官は「各クラブはまだリーグ戦やカップ戦、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2021)などを戦っていて、引き抜きは不可能だろう。(Jリーグのクラブは)シーズン途中で選手を手放すことには抵抗がある」とコメントした。

 一方で監督はJリーグの選手があまりにも評価されていないと主張し、「Jリーグには人々が気付いていない才能が多くある。私は彼に対してかなり自信を持っているから、全員がキョウゴのようになるとは言わないが」と続けた。

「彼はこの3、4年間あのリーグを牛耳っていた。正直なところ、彼がもっと前に退団していなかったことには驚いた。彼が残っていてくれたことは幸運だった」

「とはいえ日本には多くの才能があり、われわれが注意深く見ている市場であることに違いない」 (c)AFP