【10月19日 AFP】英カーディフの裁判所で18日、サッカーのエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手(当時28)が死亡した2019年の小型機墜落事故について、66歳のデビッド・ヘンダーソン(David Henderson)被告が1件の起訴内容を認めた。

 ヘンダーソン被告は公判を前に、有効な許可や免許なしに乗客を送り出した1件の罪を認めた。こうした責任が追及されるのは通常、適切なライセンスを取得せずに民間航空機を手配するなどした事業者となっている。

 同被告はまた、航空機1機の安全を危険にさらした別の件でも裁判を受けることになっているが、これについては罪を否認している。陪審員が選出された後、この件は19日午後まで休廷された。

 この2件の罪で昨年起訴されていたヘンダーソン被告は、フランス・リーグ1のナント(FC Nantes)から当時イングランド・プレミアリーグに所属していたカーディフ・シティ(Cardiff City)への移籍が決まったサラ選手を運ぶフライトを手配したとされている。

 新天地で練習を開始することになっていたサラ選手を乗せた飛行機は、イギリス海峡(English Channel)のガーンジー島(Island of Guernsey)付近で墜落し、同選手と操縦士のデビッド・イボットソン(David Ibbotson)さんが亡くなった。(c)AFP