【10月19日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は18日、物議を醸しているW杯(World Cup)の隔年開催が実現すれば、サッカーが生み出す資金を一部のビッグクラブから分散させるのに役立つとの見解を示した。具体的には男子と女子の大会を交互に行い、W杯を毎年開催する計画だと説明している。

 アルゼンチンサッカー協会(AFA)のクラウディオ・タピア(Claudio Tapia)会長と同国ブエノスアイレスで記者会見に臨んだインファンティーノ会長は、「W杯よりもはるかに大金を稼いでいるサッカー大会は、現在数多く存在している。この資金は非常に限られた数のクラブだけに分配されている」と述べた。

 そうした中で、W杯の開催回数を増やすだけでなく共同開催国ももっと募りたいとしており、「W杯が男女交互に毎年行われ、開催国として隣接する5か国が集まれば、20年間で約100か国が大会を開催することになり、各国のサッカーが大いに盛り上がる」とし、「現在、一大陸でのW杯開催は24年間隔で、一世代にして余りある」とコメントした。

 これまでW杯のホスト国が複数となったのは2002年の日韓大会だけとなっているが、2026年大会はカナダ、メキシコ、米国の共催となっている。同様に、2023年には女子W杯(FIFA Women's World Cup 2023)がオーストラリアとニュージーランドで行われる。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)を指揮したアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)氏らが推し進めているW杯の隔年開催計画は、欧州サッカー連盟(UEFA)や南米サッカー連盟(CONMEBOL)のほか、監督や識者からも激しい批判が出ている。

 しかし、インファンティーノ会長はこの案を前進させる決意で、最終決定は「12月までに」行うとしており、「現状には誰も満足していない。何かを変える必要がある」と述べた。(c)AFP