【10月14日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は13日、2060年までに炭素排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」の実現を目指すと表明した。ロシアは世界有数の石油・ガス出産国。

 モスクワで開かれたエネルギー関連会議に出席したプーチン氏は、「ロシアは自国経済をカーボンニュートラルとすることを目指していく」とし、「2060年までに期限を設定した」と説明。将来の世界エネルギー市場については「石油と石炭の役割は減少するだろう」と語った。

 プーチン氏は、人類の活動が地球温暖化を引き起こしているとの見方に懐疑的な立場を長年にわたり保ってきたことで知られていたが、ここ数か月で姿勢を転換。6月には、2050年までに同国の炭素排出量を欧州連合(EU)以下に削減する計画の策定を指示していた。(c)AFP