【10月16日 CGTN Japanese】国連の生物多様性条約(CBD)第15回締約国会議(COP15)の開催にあたり、中国科学院生物多様性委員会と国家絶滅危惧種科学委員会は中国が生物多様性活動分野で得た一連の成果を発表しました。

 それによりますと、中国科学院には現在、生物多様性の研究や保護関連の組織が40以上あり、保存または科学普及展示館に展示される生物標本は1870万点余りに達したということです。

 また、中国科学院昆明植物研究所に建設された「中国南西部野生生物遺伝質資源保存バンク」には1万7468種、25万8000点の生物遺伝資源が保存されています。大まかな統計によりますと、2020年に中国が発表した新しい生物種は2400種を超え、世界における新発表の10%以上を占めました。

 さらに、新たな技術や手法の利用、例えばリモートセンシングや地上と宇宙で一体化された観測監視技術、生物多様性の起源・進化・構造および絶滅危惧動植物の保護に関する研究面で、中国はここ数年大きな進展を遂げたということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News