【10月12日 AFP】21MLBは11日、ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)が6-5でタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に2戦連続のサヨナラ勝ちを収め、優勝決定シリーズ進出を決めた。

 レッドソックスは3回裏、2死の場面でラファエル・デバース(Rafael Devers)がレイズの2番手シェーン・マクラナハン(Shane McClanahan)から3点本塁打を放ち、先制に成功。さらに、アレックス・ベルドゥーゴ(Alex Verdugo)が本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)の名物フェンス「グリーンモンスター」直撃の二塁打を放ちイグザンダー・ボガーツ(Xander Bogaerts)が生還すると、J.D.マルティネス(JD Martinez)の単打でベルドゥーゴがチーム5点目の本塁を踏んだ。

 一方、今季リーグトップのシーズン成績を誇ったレイズも5回、オースティン・メドーズ(Austin Meadows)の一塁ゴロの間にジョーダン・ルプロウ(Jordan Luplow)が生還し、ようやく1点を返すと、6回にはワンダー・フランコ(Wander Franco)の2点本塁打で3-5と反撃。

 8回にはケビン・キーアマイアー(Kevin Kiermaier)とランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)が適時打を放ち、試合を5-5の振り出しに戻した。

 それでもレッドソックスは、9回裏にエンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernandez)の犠飛でダニー・サンタナ(Danny Santana)がサヨナラの生還を果たし、シリーズを3勝1敗で制した。

 昨季はワールドシリーズ進出を果たしていたレイズは、0-5から同点に追い付く意地を見せた中で、ほろ苦い敗戦となった。

 ワールドシリーズ進出を懸けたア・リーグ優勝決定シリーズで、レッドソックスはもう一つの地区シリーズを戦うヒューストン・アストロズ(Houston Astros)とシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)の勝者と対戦する。

 同シリーズは現在アストロズが2勝1敗で王手をかけているが、この日ホワイトソックスの本拠地シカゴで予定されていた第4戦は、悪天候の予報が出たことにより延期が決まった。(c)AFP