【10月12日 AFP】エジプトの検察当局は10日夜、未使用の新型コロナウイルスワクチン1万回以上分を水路に廃棄した疑いで3人を逮捕したと発表した。

 検察によると、中部ミニヤ(Minya)の保健局のワクチン在庫から1万8400回分、502万3200エジプト・ポンド(約3600万円)相当が紛失していることが調査で発覚した。紛失したワクチンの種類は明らかにされていない。

 1万3412回分は廃棄されているのを発見したが、保管状況が悪く使用できなくなった。残り4988回分は見つかっていない。

 逮捕された3人は保健・人口省の仕事をする薬剤師、運転手、在庫検査官で、捜査が終わるまで勾留される。

 ソーシャルメディアで先週、廃棄されたワクチンの画像が話題となり、多くのネットユーザーが説明責任を果たすよう求めていた。(c)AFP