【10月10日 AFP】ロシアの首都モスクワにある著名なボリショイ劇場(Bolshoi Theatre)で9日、オペラ上演中に舞台上で出演者1人が死亡する事故があった。同劇場が明らかにした。

 劇場によると、事故はロシアの作曲家ニコライ・リムスキー=コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov)による19世紀のオペラ「サトコ(Sadko)」の舞台転換中に発生した。

 劇場の広報担当者は民営インタファクス(Interfax)通信に対し、「直ちに上演を中止し、観客を退場させた」と語った。

 捜査当局は、亡くなったのは37歳の男性俳優で、負傷後、救急車が来る前に死亡したと発表した。調査を進めているという。

 インタファクス通信は情報筋の話として、男性は舞台転換中に舞台装置の下敷きになったと報じた。(c)AFP