【10月9日 AFP】米通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ(Katherine Tai)代表は8日、中国の劉鶴(Liu He)副首相と会談を行い、米国側が不公正だと考えている中国の商習慣について意見を交わした。

 USTRによると、タイ代表と劉副首相は「率直な意見交換」を行い、その中で「両国の双方向の貿易関係、そしてそれが米中のみならず世界経済に与える影響の重要性」について意見が一致した。

 米中の貿易閣僚級による会談は、今年5月以来。USTRによると、タイ代表は「米国の労働者や農家、企業に損害を与える中国の国家主導型で非市場的な政策と慣行」に強い懸念を示した。

 米国のジョー・バイデン(Joe Biden)政権は、中国政府による国営企業への莫大(ばくだい)な補助金や知的財産権の侵害などによって、非常に不公正な貿易環境がつくられていると主張している。(c)AFP