【10月9日 AFP】21MLBは8日、ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)はプレーオフでは球団史上最多となる1試合5本塁打などでタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に14-6で大勝し、シリーズ戦績を1勝1敗とした。

 レッドソックスは敵地トロピカーナ・フィールド(Tropicana Field)で計20安打の猛攻を見せ、完封負けを喫した第1戦の借りを返した。

 試合はレッドソックスが初回に2点を先制した後、その裏にレイズもヤンディ・ディアス(Yandi Diaz)の適時打で1点を返し、さらにジョーダン・ルプロウ(Jordan Luplow)の満塁本塁打で5-2と逆転。

 それでもレッドソックスは、この後一発攻勢で主導権を奪い返した。

 3回にはイグザンダー・ボガーツ(Xander Bogaerts)とアレックス・ベルドゥーゴ(Alex Verdugo)がそれぞれソロ本塁打を放つと、5回にはエンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernandez)の一発に続き、J.D.マルティネス(JD Martinez)が3点本塁打をマーク。

 そして、8回にはラファエル・デバース(Rafael Devers)がチームの歴史を刻む5本目のアーチを放った。

 レッドソックスはこの勢いに乗り、地元ボストン(Boston)に舞台を移す10日の第3戦に臨む。

 もう一つの地区シリーズでは、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が7回に一挙5点を入れるなどし、シカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)を9-4でねじ伏せた。

 アストロズは4-4の同点で迎えた7回に均衡を破った後、カルロス・コレア(Carlos Correa)とカイル・タッカー(Kyle Tucker)が2打点ずつ稼いで一気に突き放した。

 これでシリーズを2勝0敗としたアストロズは、敵地シカゴで行われる10日の第3戦に勝利すれば、ア・リーグ優勝決定シリーズ進出が決まる。(c)AFP