【10月9日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)は8日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第17シードのエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)は2-6、4-6でアリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich、ベラルーシ)に敗れ、全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)優勝後の初戦は黒星となった。

 18歳のラドゥカヌは、9月の全米オープンで予選から史上初の四大大会(グランドスラム)優勝を果たし、テニス界に衝撃を与えたが、この日は精彩を欠いたプレーで敗退が決定。セカンドサーブで21本中5ポイントしか獲得できず、ダブルフォールトも4本記録するなど苦しみ、相手の甘いショットも仕留められなかった。

 全米オープン優勝で世界ランキングは22位まで上がったラドゥカヌは、今大会にワイルドカード(主催者推薦)で出場していた。

 ラドゥカヌは試合後、「負けた後はがっかりするものだ」とし、「まだかなり経験が浅いという自覚があるから、特に重圧を感じることなく試合に臨んだ。私は18歳。自分に対して寛容でいる必要がある」とコメントした。

 さらに「相手の方が経験が上だと言えるし、試合では自分よりもうまくゲームプランを実行していた」と続け、「きょうの出来事を喜んでいる。なぜなら、これで学ぶことができるし、教訓として生かせるから」と語った。

「これが今季3度目のWTA大会。とにかく焦らずに、最初からやり直すだけ」

 一方、ラドゥカヌとの初対戦で勝利したサスノビッチは、3回戦で第11シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と顔を合わせる。ハレプは7-6 (7-2)、 6-1でマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)を下した。

 第2シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-1、6-3でペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)を一蹴した。

 全米決勝でラドゥカヌに敗れ、準優勝となった第23シードのレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)は6-2、6-3でアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)にストレート勝ち。3回戦では第9シードのアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)と対戦する。

 一方、土居美咲(Misaki Doi)は2-6、3-6で第32シードのソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)に敗れた。(c)AFP