【10月13日 AFP】香港で12日、台風18号(アジア名:コンパス、Kompasu)の接近に伴う警報が出され、フェリーやバスの運休などの防災措置が取られた。同市での台風接近警報はここ4日間で2度目。

 香港天文台(Hong Kong Observatory)は同日午後5時22分(日本時間同6時22分)、熱帯低気圧警報で3番目に高い「T8」を発令。ただ、その時点では空は晴れていた。

 同市では9日、台風17号(アジア名:ライオンロック、Lionrock)に伴う暴風雨に見舞われた際にも、T8が発令されていた。

 台風17号は香港の南方数百キロまでしか接近しなかったが、T8は1978年以来の長さとなる22時間にわたって出され、2日間の総雨量は約460ミリに上った。

 台風17号による豪雨は8日に始まり、住民の多くがその勢力の強さに驚いた。同日朝には、市内の高層マンションを囲んでいた30段の竹の足場が強風にあおられて崩れ道路に落下し、女性1人が死亡した。(c)AFP