【10月7日 AFP】米大リーグ(MLB)のサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)は6日、ジェイス・ティングラー(Jayce Tingler)監督を解任したと発表した。

 2019年シーズン後にパドレスの監督に就任したティングラー氏は、昨季ワイルドカードからプレーオフ進出を果たしたが、大型補強を敢行した今季は79勝83敗でナ・リーグ西地区3位に終わり、チームはポストシーズン出場を逃した。

 在任期間中の成績は通算116勝106敗で、パドレスの指揮官としてはジャック・マキーオン(Jack McKeon)氏(193勝164敗)に次ぐ球団史上2位の勝率を残した。

 パドレスのゼネラルマネジャー(GM)を務めるA.J.プレラー(A.J. Preller)氏は、「ジェイスは2年間で大きな成果を挙げた。過去に例のない(新型コロナウイルスの)パンデミック(世界的な大流行)の中でチームを引っ張り、15年ぶりのポストシーズン出場に導いた」と指揮官を評価した。

「監督、同僚、そして友人として彼には大きな尊敬の念を抱いている。数週間にわたって検討に検討を重ねた結果、サンディエゴが持つ優勝の潜在力に到達する上で、この時点で変革が必要だという結論に達した」

 なお、40歳のティングラー氏には球団内の別のポストが用意されているという。パドレスの監督に就任する前にティングラー氏は、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)でアシスタントコーチやGM補佐を務めている。(c)AFP