【10月6日 AFP】フランスで開催されているパリ・ファッションウィーク(Paris Fashion Week)で5日に行われたルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のショーに、気候変動の危機を訴える団体「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」の活動家が乱入し、ファッション業界による環境負荷を低減するよう訴えた。

 AFPのフォトグラファーによると、活動家の一人は、ルーブル美術館(Louvre Museum)で行われていたショーのさなかにキャットウオークに立ち入り、「過剰消費=絶滅」と書かれた幕を掲げた後、警備員に退出させられた。

「絶滅への反逆」は環境団体の「地球の友(Friends of the Earth)」、「ユース・フォー・クライメート(Youth4Climate)」と共同声明を発表し、この抗議行動の計画に約30人が関与し、2人が逮捕されたと発表した。

 3団体は、フランスの2019年の衣料品販売点数が1人当たり42点だったと指摘し、ファッション業界の生産量を直ちに削減させるよう仏政府に求めた。

 AFPはルイ・ヴィトンに取材を試みたが、現時点でコメントは得られていない。(c)AFP