「石炭は食べられない」ウガンダの活動家、気候問題に正義訴え
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■「希望が原動力」
大学で経営学を学んだナカテさんは、自らの手で問題に取り組もうと、自身が創設した活動団体「ライズアップムーブメント(Rise Up Movement)」を通じて、「バッシュグリーンスクール(Vash Green Schools)」プロジェクトを始めた。地方の学校に、環境に良くない昔ながらのまきストーブの代わりに、ソーラーパネルと環境に配慮したかまどを設置するプロジェクトだ。
ナカテさんは、石油や天然ガス、石炭で豊かになった国は、気候変動の原因となっていない国に対して、環境に配慮したエネルギー供給網の導入費用を負担するべきだと考えている。
さらにナカテさんは、気候変動に伴う「ロス&ダメージ(損失と被害)」に特化した資金調達の仕組みをつくるよう求めている。これは、英グラスゴーで開催予定の第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)で、主要な論点になるとみられている。
「損失をこうむり、被害を受けた人々がいます。指導者はじめ誰もがそれを認め、損失と被害に対する資金提供、今この瞬間にそれを経験している人々に対する資金提供を考え始めなければなりません」
「私たちには慣れることができないものがあります」とナカテさん。「飢餓、絶滅、伝統の喪失、歴史の喪失に私たちは慣れることはできません」
地球温暖化に対して科学者が切迫した警告を発し、世界の指導者らの取り組みが不十分である中でも、ナカテさんは未来に楽観的だ。
「気候正義を求め続ける原動力は希望です」とナカテさんは言う。「希望がなければ、こんなことはやっていないでしょう」 (c)AFP/Amelie BOTTOLLIER-DEPOIS