印北部の農民デモで衝突、8人死亡
このニュースをシェア
【10月4日 AFP】インド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州で3日、新農業関連法に対する農民の抗議デモで衝突が発生し、少なくとも8人が死亡した。インド当局が地元メディアに語った。
ウッタルプラデシュ州では同日、アジャイ・ミシュラ(Ajay Mishra)内務閣外相とケーシャブ・プラサド・マウリヤ(Keshav Prasad Maurya)州副首相がラキンプルケリ(Lakhimpur Kheri)県を訪問予定だった。
衝突はミシュラ氏の車列周辺で発生したと報じられている。
ムクル・ゴエル(Mukul Goel)州警察長官はCNNニュース18(CNN News 18)に対し、8人が死亡し、うち4人が農民で、残り4人は車内にいたと述べた。
農民側は、ミシュラ氏の息子が乗っていた車がデモ参加者4人をひき殺したと主張。同氏の息子は運転していた可能性もあるとしている。
目撃者の話によると、怒ったデモ参加者が車に火を付け、さらに車内の4人が死亡した。
ソーシャルメディアで拡散された、現場を撮影したとされる動画では、血まみれの農民や、複数の車両が燃える様子が映っている。
一方、ミシュラ氏は地元メディアに対して農民側の主張を否定。デモ隊が車列を襲い、中央政府とウッタルプラデシュ州の双方で与党となっているインド人民党(BJP)の関係者3人と運転手1人が殺害されたと語った。
インドでは先週、新農業関連法が成立してから1年を迎えた。同国の総人口13億人のうち3分の2が農業に従事している。(c)AFP