【10月4日 AFP】21-22スペイン1部リーグは3日、第8節の試合が行われ、首位レアル・マドリード(Real Madrid)はRCDエスパニョール(RCD Espanyol)に1-2で敗れ、今季リーグ戦で初黒星。欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)のFCシェリフ・ティラスポリ(FC Sheriff Tiraspol)戦に続く敗戦となったレアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「今季最悪の負け」と評した。

 9月28日に行われたチャンピオンズリーグのグループステージでモルドバ王者シェリフに敗れていたレアルは、前日に不振のFCバルセロナ(FC Barcelona)を2-0で下したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に勝ち点17で並ばれた。

 ビジャレアル(Villarreal CF)と0-0で引き分けた前節から、公式戦で3試合未勝利となったレアルのアンチェロッティ監督は、がっかりした様子で「言うべきことはあまりない」と認めた。

「平常心を保てず、考えていたプランを実行できなかった。ボールを保持しているときもそうでないときも、チームのポジショニングはあまり良くなかった」

「率直に言って今季最悪の試合」

 アウェーに乗り込んだレアルは、ラウール・デ・トマス(Raul de Tomas)の得点で17分に先制されると、60分にはナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho')を股抜きで突破したアレイクス・ビダル(Aleix Vidal)に追加点を決められた。

 さらなる失点のピンチをしのいだレアルは71分、ルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)のパスからカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がリーグ戦8試合目の出場で9点目となるゴールを奪い1点を返したが、反撃はここまでだった。

 一方、この試合前までわずか1勝しか挙げられていなかったエスパニョールは、5分間の後半アディショナルタイムをなんとか耐えきり、勝ち点3を手にした。 

 また、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)はアウェーでヘタフェと1-1でドロー。レアル、アトレティコと勝ち点17で並んでいるものの、首位に浮上するチャンスを逃した。

 サンドロ・ラミレス(Sandro Ramirez Castillo)のゴールで40分に先制されたソシエダだったが、ミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)が68分に同点弾をマークした。(c)AFP