【10月2日 AFP】中国共産党の中央規律検査委員会(CCDI)は2日、傅政華(Fu Zhenghua)前司法相に重大な規律・法律違反の疑いがあるとして調査していると発表した。

 習近平(Xi Jinping)国家主席が推進する反腐敗運動により、失脚する共産党の有力幹部が増えている。習氏は2013年に権力を握って以来、政敵排除に同運動を利用してきたとの批判もある。

 当局によると、司法相や北京市公安局長などを歴任した傅氏は、「重大な規律・法律違反」の疑いで調査されている。

 傅氏は、2015年に禁錮刑を言い渡された共産党最高指導部・政治局常務委員会の前メンバー、周永康(Zhou Yongkang)氏の汚職事件捜査を指揮したが、今回は自らが対象となった。

 数日前には、孫力軍(Sun Lijun)元公安次官が汚職を理由に党籍を剥奪されたと発表されたばかりだった。(c)AFP